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Dr.コトー診療所 ロケ地2 (与那国島 (比川浜〜サンニヌ台)      photo by masat
                                 比川浜はDr.コトー診療所に掲載しています。

 与那国島の特異な自然景観を作るもの
   与那国島はコナン・ドイル作「失われた大地」に似て、周囲を断崖絶壁で囲まれ、
   わずかに祖納sonai久部良kubura比川hinaiに海岸・低地・平地があり集落がある。

   島は砂岩・泥岩(頁岩)の堆積岩で構成され、柔らかく浸食を受けると層状に剥がれ崩壊する。
   この特徴は西表島と同じであり、岩石は摂理も発達している。

   高い山群があり、その麓に石灰岩で覆われた海岸段丘が形成され、牧畜畑作が行われ、
   更に久部良地区には一部で低湿地が広がり稲作が行われている。

   この海域は約百万年前に始まった地殻変動で、島の周囲にも、島内にも3本もの断層が走るなどの
   断層地帯であり、激しい地殻変動や大地震などをたびたび受けている。

   これらの地形的条件から大変特異な景観を作り出している。
比川浜より山中に入り 段丘上を走る。電波塔は 宇良部岳ここは天然記物 ヨナグニサンの生息地。
人口減少で打ち捨てられた畑地や牧場も見える。 晴天で焦点が合ってりゃ 東牧場が見える。 立神岩展望台から
立神岩積丹半島神威岬に似る 摂理を受けた堆積岩はサンニヌ台方向。この海 浸食で奇岩怪石を作るの彼方に理想郷
ハイドナンがあると 神話が語っている。 石灰岩地帯は不毛で ポニーを放牧(東牧場)
サンニヌ台展望台から↓波高約7m サンニヌ台を眺望。 比較物ないのでわかり づらいですが巨大!
柔らかく層状に崩壊する この岩今にも落ちそう。 下敷きになると即死^^; 危険です。
この近くに「海底遺跡」 と通称のDiving pointが ある。四千年前?の 大地震で落ち込んだ
層状に剥離した堆積岩 がそう見えるようです。 サンニヌ台展望台 ほとんど旅行者に出会いませんでした。
やっと出会った一人。^^;

あと二人、TVスタッフか
女優さんらしい人の写真があります。
 地質的にも島の形成も酷似の西表島も断崖絶壁が多い。
 しかし、西表は崩壊した岩屑が島の周囲に堆積し、陸に平地を作り、海に浅瀬を作っている。
 また、断崖は風化し、植物や樹木が繁茂している。

 しかし、この島は周囲の海底が深く、岩屑が堆積せずに流されて浅瀬を作らず、
 断層の活動が激しいために断崖の崩落がはげはしく崩落面が大変新鮮である。
 いかに活発な地殻変動の中にある島かが理解される。

 昔話には大洪水(大津波のことか)で3人しか生き残らなかったと伝えられているそうだ。
 同様の言い伝えが八重山諸島の多くの島にあることから、
 この地域が古代より地震活動の激しい地域であったことが想像される。

 琉球列島西には琉球舟状海盆(水深−1000m)が激しい断層活動を続けながら沈み込んでおり、
 東には巨大な琉球海溝にフィリピン海プレートが沈み込み続けている。