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函館山の夜景   文と写真 ホワイトエネミィ

  函館市は青函海底トンネルが開通するまで本州と北海道を結ぶ重要な港湾都市でした。
 しかし、現在では観光客も減少し斜陽の憂き目にある一方、海産物の集積地としてのアピールにより、新たな街作りが展開されています。

  そのような函館の古いところだけ見てきました。(笑)

  函館市は旧海底火山の函館山と北海道が砂州で繋がった上にできた街で、平坦で軟弱な地盤の上に発展しました。
 本州との最短距離が発展の理由で、また、江戸末期に列強が函館への入港を求めたことも大きな理由です。
 その後、北海道の開拓の進展と、発展に呼応してますます発展しました。

  現在ではその役目を終え、鉄道路線の袋小路となるために来訪者も減少し、今後次第に衰退していくでしょう。
 しかし、この街には北海道を代表する素晴らしい物が沢山あるのです。
JR函館駅嘗ては駅舎も見ずに連絡船に乗りました。改修されてとても綺麗です 函館は昆布の街函館昆布館では沢山の昆布加工製品が安く買えます イカめしの街海産物の加工販売が多いですが、観光客用は海外産の製品が多い レトロバス歴史のある函館にお似合いな観光客用移動手段ですね 旧海底火山函館山函館山から噴火湾を眺むこれが巨大カルデラの跡。隕石落下のクレーターとも言われています
函館湾に沈む夕日 蝦夷駒ヶ岳遠望出入りの船も少ない函館港
10倍の望遠でもこんなにはっきり見えるとは。
有珠山遠望駒ヶ岳も有珠山も共に大変遠くにあります。 函館港嘗ての連絡船桟橋が見えます。
帆船海王丸たまたまこの日停泊していました 八幡坂界隈函館の観光名所群、歴史的風致地区です 五稜郭遠望夏でも低温低湿度低塵埃の北海道だから遠くまで見通せます 夕日感動的でした。周囲の人々を朱に染めて ため息が出ました
暮れなずむ函館の街残念ながら私のカメラはネオンの美しい色を 捉えることはできませんでした。もっといいカメラを買わないと(^^;; この日の最高気温18℃
持っている衣類を全て着込んでもまだ寒い。
季節は八月初旬。観光客はTシャツで来る人もあり、ケーブルカーの駅舎 海王丸もライトアップから出られない人もいました。
衛星画像の夜景写真を見たことがあります 全くこの通りだったことを思い出しました 金森赤レンガ倉庫
桟橋のライトアップ地区嘗ての倉庫群は再開発されおしゃれな
外観に改修されて企業のオフイスや レストラン・和風居酒屋等々観光客が大好きな
商業ゾーンとして再出発し、美しいライトアップで 函館山観光後の人々が次々と入っていきます とても雰囲気もよく安心して立ち寄れる 風紀のよいところでした。
はこだて明治館
(旧函館郵便局)
寿司屋函館なら寿司だろう!
と決め、私は地元の
と思って入ったら観光客相手の店でした。
この貝が食べたくて。ただし醤油はニンニク醤油。北海道は全てニンニク醤油
ちょっと彩りに欠ける食膳ですが安くてうまい!パートのおばちゃんが作ってくれました(大爆笑) 朝市ここの奥は実は朝市なんです。入り口の狭いスペースに商品を並べて商売 おばあがたくましいのは沖縄だけではないですね。でも蟹がでかい!! 朝市は何カ所もあり、バス会社・旅行社の指定コースから外れるとこのようにたそがれるようです。 ここには北海道はもとより、中国や東南アジアからの産物がひしめき合って。買うときは要注意
有名な朝市市場以外はあまり売れないようですね。 函館の歴史的風致地区 聖ヨハネ教会 ハリストス正教会
聖ヨハネ教会
カトリック元町教会 ハリストス正教会 八幡坂
旧函館区公会堂
 函館は3度目です。

以前はレンタカーで函館山に登ったり、

その途中に素敵な喫茶店を見つけて

ぼんやりと海を眺めていたりと、
 わりと優雅で

そのくせほとんど何も見ていなかったんです。

 今回もまた、
しっかりした下調べをせずに来てしまったので、
今、函館で最もホットな朝市市場を十分に探訪することもなく、

 この街の魅力を取材できずじまいでした。
 一人旅は自由で小回りが利いて便利ですが、
長旅に疲れて意欲が薄れると

結局大切な物を見ずに終わってしまいます。

 どうしたんでしょうね。