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老人と海       与那国島のカジキ漁です。              photo by まさと
 このカジキはあまりにも巨大すぎて漁船に引き上げることができず、船の舷側にくくりつけて帰ってきました。
 与那国島は黒潮の影響をまともに受ける島で、多くの回遊魚がやってきます。オニカマスやハンマーヘッドシャークなどもその一つですが、カジキマグロ漁が最も有名です。
 それを求めて沢山の島民が、一つのレジャーとして、漁民でなくても漁に出ます。この釣り人も本職は公務員だそうです。凄いですね。これを釣り上げるのに手で2時間も引き、ウインチを使って更に引き、多くの漁船の助けを借りてやっと釣り上げたそうです。
 ふねの舷側にくくりつけて帰ってくる。これはまるでヘミングウェイの”老人と海”の世界ですね。
 尚、写真はもっとあったんですが、釣り人に取り替えされてしまいました。(・・,)グスン
 与那国島は近年海底遺跡などで有名になりました。これにはいろいろな話がありますが、村興し事業のロマンに水を差すつもりはありません。この島には主たる産業もなく冬は強風で漁にも出られません。”どなん”と呼ばれる60度の焼酎と、クバの葉細工ぐらいがおみやげ物です。 与那国に限らず、先島諸島は一般にこのような経済状況です。ちょっとした買い物をするには石垣島まで飛行機で出かけなければなりません。船では往復二昼夜かかります。
ですから、良きにつけ、悪しきにつけ、海底遺跡ブームは村興し事業です。
 私もこの遺跡に潜ろうと行きましたが、ダイビングショップによっては全く行かないところがあります。私はあるショップで随分ひどい扱いを受け、レンタカーを借りると非常識な料金をふんだくられ、もちろん遺跡ダイビングはできず、 本当にさんざんな目にあって帰ってきました。
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