東北地方の縄文 |
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東北地方の縄文1 2016.10.12(水)~18(火) 趣旨 「発掘された日本列島2016」東北会場の秋田県立博物館では、地域展が撮影可となるに伴い、併せて、 山形県・秋田県・福島県の前回取材できなかった博物館を取材しました。 感想 全体的に優しい気持ちを受ける旅でした。 沢山の珍しい遺物を見ることができました。 しかし、最後の日にぎっくり腰になってしまい、大変な思いをしました。 |
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第1日 10/12(水)米沢泊 曇 山形県 乗車券 出発地→大館 通用10日間 (駅レンタ予約のため2割引き) 特急券 出発地-東京 東京-米沢 旅程 出発地→望102→9:03東京㉑ 9:24→山彦131号→11:20米沢 東横イン米沢を予約し、ホテル内のタイムズカーレンタルで借りると3000円程でした。ラッキーです。 12:00 ホテル発 ↓28分17.2㎞ 12:30 高畠町郷土資料館撮影可0238-52-4523 月祝休館 ↓2分 650m 14:00 山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館撮影は条件付き0238-52-2585月曜休館 旅の感想 ・早朝から列車を乗り継いで山形県の米沢市に着き、すぐに高畠町郷土資料館に行きました。写真の可不可を問い合わせた時、 自虐的にも「うきたむ」の方を勧められました、しかし、そこは撮影禁止です。 ・高畠町郷土資料館には米沢盆地の旧石器・縄文の基本資料がそろっていました。古い建物ではあるけれど立派な資料館でした。 米沢盆地は、 湿地・湿田で、近代の乾田化工事までは腰まで浸かって田植え稲刈りを行っていました。 旧石器・縄文時代は広大な湿地帯で、特有の文化があり、アシ・ヨシ刈りの道具、クナイそっくりの「押出(おんだし)ポイント」がありました。 この湿原は、かつて東北が海底だったころの地形を最後まで残しているのです。 また、この地は標高が高く、県南にもかかわらず気温が低い。そして、100mもの泥炭層の上に客土して都市があります。 最上川は、山形県南部米沢盆地に源を発し、山形県内を北行し、米沢→山形→新庄→酒田市を通って日本海に注ぎます。 山形県の地形は、周囲の県境をぐるりと山地・山脈に囲まれ、唯一、北西部の酒田市のみが海に向かって開いています。 ・うきたむ風土記の丘撮影禁止は、中期旧石器・後期旧石器・縄文~古代の展示館です。 (非公開なら撮影リストを報告して撮影可) でした。 山形県南部の貴重な資料満載ですから残念です。中期旧石器時代の石器を撮影しました。 山形県には 越中山K遺跡 (瀬戸内式石刃剥離技法の集団が瀬戸内→富山→山形県鶴岡市まで来た) がありますが、ここ何十年も 某女子大の教授が全て占有して展示・発表・出版も行われていないようです。 米沢市は人口8.5万人の小さな街ですが、物価はウチの近所と変わりませんでした。 |
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第2日 10/13(木) 大曲泊 曇 山形県 旅程 08:06米沢発 08:21赤湯駅 駅レンタカー借用 ↓36分23.5㎞ 09:00 長井市 古代の丘資料館撮影可0238-88-9978 月曜休館 ↓52分 31.0㎞ 11:00 山形県埋蔵文化財センター撮影可023-672-5301 山形県上山市中山壁屋敷5608 月祝休館 ↓37分29.6km 12:00 山形県立博物館撮影可023-645-1111 月曜休館 ↓11分3.5km 14:30 山形駅 14:44→山形新幹線→15:30新庄駅15:37→17:21大曲駅 旅の感想 乗車券があるので、付近の赤湯駅まで輪行し、レンタカーでの一日が始まりました。 長井市 古代の丘資料館は、戦後に開拓が始まった所で、離農者が増加する中、元、手つかずの原野で遺跡も豊富だったようでした。 ・古代の丘資料館 撮影禁止の企画展のため片づけられたものをわざわざ役所から来て 少しだけ見せてもらいました。 そして、山形県埋文に閲覧と撮影の交渉をして頂けました。 ここは縄文村と言うキャンプ・BBQ場として売り出し、全国各地の土偶のレプリカがあるのですが、あわてて写真を撮れませんでした。 とにかく、車で1時間、元来た道を帰り、西端から東端へ移動し、秋の美しい長井盆地→山形盆地南端に入りました。 県埋文は上山市(かみのやまし)の旧・中山小学校の校舎を転用したもので、ナビには電話番号でなく住所を入れます。 ・山形県埋文は後期旧石器時代後半~縄文後晩期の展示物を偉い人に見せてもらいました。 長井市から県立博物館へも、県埋文へも1時間。埋文から県立博物館へは40分ですから、できれば訪ねたい展示館だと思います。 ・山形県立博物館は、中期旧石器時代4万年前→旧石器→縄文。 有名な土偶「縄文の女神」など沢山の資料が展示されています。 ここに来てやっとわかったのは、「うきたむ」で展示されていた旧石器時代の石器は、中期旧石器時代のものだとわかりました。 パンタロンをはいたモデルのような足の長い、スタイルのいい土偶は、縄文人の体形ではない、細身長身で、何をモデルにしたのか謎でした。 駅レンタの返却時の山形駅レンタでは、夫が、私の住居地の近く出身、と言う人がいた、なぜか、こころホッとする瞬間でした。 ・山形駅では若い女性駅員さんに親切に列車接続を調べていただき、新幹線に特急券なしで飛び乗れました。(車内で購入) 次は秋田県大曲駅に行くのですが、 山形→大曲には、山形→仙台→大曲、新幹線\6000と高速バス\980orJR\1140が余分に掛かる。1:19+1:37=3:30 322km と、 山形→新庄→大曲、既に切符があるので乗車賃ただ。1:18+2:07=3:25 160km 所要時間はほぼ同じ。 が、ありますが、 今回はもっと早く、新庄までの新幹線と普通電車で0:45+2:00=2:45 1200円ほど余分に払って行きました。 列車の中出であったおばあさん 山形→新庄は、新幹線で早いことと、周囲の景色で暇がつぶれましたが、次の各駅停車2時間は、退屈でどうしようもないぞと思っていました。 ところが、です。 新庄からの列車の中で、元教員と言うおばあさんが約一時間沿線の名所を面白おかしく案内して下さいましたので、随分暇がつぶれました。 と言うより、とても楽しく、有意義でした。地形地質などから、季節の暮らしなど、あらゆる疑問にもこたえていただきました。 ガイドブックは「東北」という広範囲のものを2冊使用。しかし、興味を持てる書き方はなく、どこもつまらなさそうでした。 元教員の話を聞いているとぜひ行ってみたいという観光地が沢山あると感じるようになりました。話がうまかったです。 話好きと言うよりも、珍しい観光客を見つけて興味がわいたのかもしれません。頭のいい人でした。 東京の息子のところからの帰りだという話でした。 私は、東京なんてとても行けないけれど。 大曲の駅前ホテルは常に満室です。 今回大曲シティホテルに投宿しました。値段ほど悪くはなかったですょ。 物価は米沢より高かったです。1.3倍ぐらいでした。 そして、食材のパッケージングが雑で汚らしかった。まるで子供が悪戯で振り回した後のようでした。 大曲ホテル あづま旅館(東口) \3675 0187-63-6752 4分300m 満 月岡ホテル 4000 0187-62-2140 駅前 大曲シティホテル \3750 0187-73-5950 7分500m 満 ホテル富士 5100 0187-62-0243 駅前 ホテルダイアモンド\3980 0180-63-4117 満 大曲グリーンホテル4700 0187-86-3333 エンパイヤホテル \4630 0187-63-1131 10分750m 満 大曲ロイヤルホテル \3800 0187-62-0415 満 ルートイン大曲 大曲レンタカー 駅レンタカー0187-66-2935 日産レンタカー0187-63-5523 ニッポンレンタカー 0187-63-8180 ※日産レンタは5700円余りの上にまだ2000円の保険料がかかると言い、めっちゃボラれるので駅レンタに行った。 駅レンタでは、閉店間際に、小型車を軽四の値段で貸してくれと言うとOKと言うことだった。超ラッキーでした。感謝! |
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第3日10/14(金) 曇り一時雨 大館泊(予定)実際は秋田市泊 秋田県大仙市・由利本荘市・秋田市 旅程 参考:大曲駅からタクシーだと往復\6660 レンタカーにすると時間が自由で、千円ほどお得。突発的なことに対応できました。 08:40大曲駅 ↓15分7km 09:00秋田県埋蔵文化財センター撮影可 年末年始のみ休館 0187-69-3331 ↓2分100m 10:00 払田の柵見学撮影可 ↓55分48.3km 10:00由利本荘市 修身館撮影可 ↓1時間5分51.4km 13:18 ↓大曲駅13:18→新幹線→14:11秋田駅14:28→14:41追分→雨と時短のためタクシー870円 14:50.秋田県立博物館撮影可※ 018-873-4121 月曜休館 16:40 博物館→追分駅まで徒歩20分1.6㎞ → 追分駅→秋田駅 東横イン秋田駅東口に投宿 旅の感想 前夜に小型普通車を軽四の値段で貸してくれって無理を言った、駅レンタで出発。ナビに騙されながら到着。(笑) ・秋田県埋蔵文化財センター 解説をしていただけます。詳しい資料をいただけます。埋文とは思えない、考古啓発館のような素晴らしさです。素直に拝聴しました。 大変親切丁寧で、通年開館や、丁寧な解説と印刷資料の提供と言う、啓発型のポリシーは素晴らしかったです。 丁寧な説明型展示です。学芸員さんの最新の情報 (後晩期の土器館には再葬の大人の骨も埋納された等) が聞けました。 説明の中で「縄文時代の刀子」が展示されていると知り、急遽行くことにしました。この時、貰った資料を忘れてしまいました。大変残念です。 ・由利本荘市市役所修身館 県埋文から大急ぎで1時間。事前の計画が崩れることも顧みず行きました。こんな凄いものはもう見れないだろう。 縄文時代の刀子は 山形県埋文から借用したもので、長く、「攪乱で縄文時代の地層に紛れた」とされていたものです。 しかし、新潟県立歴史博物館では、縄文の出土物として取り上げられていました。必見のものです。 いろいろな縄文遺物と共に、特に大きな見出しもなく展示されていました。大変珍しいものを見せていただきました。 この刀子と共に三脚土器が出現したため、おそらく殷時代の三脚の鼎も持ち込まれたと考えられています。 殷が周に滅ぼされた時、大虐殺があったようで、高貴な人々が船出し、それまで小さな交易があったルートで逃亡してきたのでしょう。 大曲駅に帰ると、計画より1時間遅い電車で秋田に行き、駅と繋がった東横インだったのですぐさま荷物を預け、(17分の乗継に間に合ったのです) 雨の中、とりあえず県立博物館に行ってみました。 ・秋田県立博物館 時間がないので追分駅からタクシーを呼び、100円ボラれて870円で着きました。「発掘された列島2016」展をしています。 本展は「大津市立博物館」と全く同じなので地域展「秋田にきたモノとヒト」を撮影します。が、岡山県立博物館とは違い、展示はほんの僅か でした。 撮影後、がっかりして常設展を見ながら、学芸員or案内嬢と話していると、 出版・ブログ等で公開しないのなら、いくらでも撮ってよろしいとの言質を得、許可証を首からかけて撮影しました。 片っ端から撮る 私のような片っ端から撮るというやり方は、本来撮影禁止の館では馴染みがなく、男性館員が撮り方についてブツブツ注目していました。 そこで、時間がないにもかかわらず、監視の女性に話しかけながら超高速で撮り、なんとか16:30頃には撮り終えました。 展示物の中で、1点だけを取り出して撮っても、後で見ると何が何だか分からなくなります。全部取らないと無理なんですよ。 あんなにあわてたのに、意外とピンボケも少なく、よくとれていました。 ただし、この館の有名な土偶などは展示されていませんでした。 秋田市の物価 毎回スーパーで夕食を買うのです。米沢で約1300円、大曲で約1500円、秋田では約1800円程かかりました。 物価がもの凄く高くなっています。賃金は低いので、住みにくい順ですね。売り場のパート主婦にいうと驚いていました。私はもっと驚きました。 もう一つ驚いたのは、食材の「マグロの切り落とし」は全国にあるが、秋田のは妙にすえたにおいと味がしたが腐ってはいまいと食べた。 後で考えると、麹液が掛かっていたようだ。味・臭いをごまかしたのは、きっと古かったから。なんてものを売るんだい。ひどかった。 秋田は大都市で、海岸に面し、産業も発達しているのに、食材の流通が不便なのか、酒のつまみのつもりなのか、奇妙な味でした。 |
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旅の感想 秋田の朝霧 早朝に各駅停車で大館まで行きました。途中はもの凄い霧で、それが幻想的で美しく、思わず沢山写真を撮りました。 新人訓練中の女性車掌さんに八郎潟から流れてくるのかと尋ねると、広大な田んぼから発生するということでした。 八郎潟は琵琶湖に次いで二番目の巨大湖沼でしたし、それ以前から付近は広大な水田地帯でしたから、霧は多いのでしょう。 どこまでも真っ直ぐな線路の先が霧に覆われ、霧に消えているさまはこの世のものとは思われないほど幻想的でした。 大館市 小学生の時、北海道は「にしん・さけます・かにたら・こんぶ」とか、大館まげわっぱ、とか覚えたのだが、ここは鉱山の街でした。 しかし、今は寂れた、宿泊単価だけが異様に高い(\7000)、もの凄いド田舎町でした。こんなところは泊まる意味のない所だと思いました。 駅前、タイムズレンタで、会員カードを作って10%引きで借りました。大館から伊勢堂岱は遠く、幹線道路で渋滞の多い所でした。 カーナビが古く、奇妙な行程で行きました。(笑) ただし、おかげで帰りに美しい豪邸を撮影できました。 ・伊勢堂岱縄文館は、2016.04.23に開館しました。前回の東北旅行2013.10.02の時は工事中でした。 埋葬遺跡、環状列石の博物館で、東北地方特有の祭祀遺物や土器棺・土偶などが展示されていますが、 本来の屋外列石展示場はまだ工事中で、しかも全体を見渡せるような台などがなく、何も見えなかった。 が、メイン展示の土偶は、札幌市埋蔵文化財センター の土偶と同じ系統でした。 これから分析するのですが、展示物は面白いものが出てきています。今までの館ではなかったものがたくさん展示されていました。 さすがに秋田県最北で、十和田湖南部。遺跡も遺物も、青森の文化圏のようです。 ・大館市郷土博物館は、事前連絡では撮影可だったのに、勝手に館員が風景的にしか撮影してはいけないなどと、言った。が、 別の館員が、非公開なら自由に撮っていいといった。しかし、愕然。ここには、秋田県最北の集落遺跡からの日常遺物があったのに残念。 ここは鉱山博物館でもあり、花岡事件というのがあったところでした。 東北新幹線の恐怖 そんなわけで、予定より2時間も早く発つことになりました。 大館→盛岡のバスは2:20程ですが、半分は平地を走行しています。 盛岡駅で乗車券と特急券を買い、仙台駅へ発とうとしたとき、自由席特急券では乗れませんと言われた。 よく聞くと、自由席特急券は各駅停車の新幹線で空いた席には座れる。しかし、予約客が来ると逃げるのだそうだ。ひどい制度だ。 翌日の予定は福島からですが、仙台はホテルが多く宿泊単価が低いと思って行きました。 仙台市は 東北随一の大都市です。 しかし、それは駅前だけで、ちっと路地に入ると狭くて臭っさい街でした。 ホテルグリーンウェルは、シングルベッドの部屋なのに二人分のアメニティを置いているだけでダブルだと言い 狭く、臭く、汚い、そして、一晩中騒音の聞こえる部屋で、エアコンが効かない部屋だったのに7500円も取った。 これが仙台と言う街の本当の姿なのでしょう。 反省 これなら、初めから福島に行って、高額のホテルに泊まるべきだった。 仙台の宿泊単価は8000円
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第5日10/16(日) 雨時々晴れ 仙台・福島・会津若松泊 旅程 福島市へ 06:50仙台駅発 7:12→7:34福島駅→福島駅東口バス乗り場③ 8:05月の輪台行き「向鎌田下車」徒歩8分/20分間隔\440→8:30じょーもぴあ宮畑 08:30.じょーもぴあ宮畑 着 撮影可 火曜休館 024-573-0015 ↓ じょーもぴあ出発⇒会津若松へ 10:23バス向鎌田→10:50福島駅東口 福島駅東口バス11:10→12:33会津若松駅 \1700 ⇒ 東横イン会津若松 ⇒ 翌日のレンタカー格安予約↓ 予備の時刻表 JR福島→郡山経由→会津若松行き(JRよりもバスが安くて速い) 福島発 郡山着発 会津若松駅着 新幹線11:16-11:29 バス11:35-12:38 郡山駅バス④乗り場 ¥1960+jr乗車券 新幹線11:16-11:29 jr11:40-12:59 \2000 jr11:34-12:22 jr12:44-13:55 新幹線12:23-12:36 jr12:44-13:55 会津若松市内と博物館 13:00会津若松駅前バス乗車場より、市内循環バス「あかべぇ」→飯盛山「さざえ堂」 ※バスターミナルで1日乗車券500円を購入 ↓ 飯盛山・さざえ堂 (飯盛山は、レンタカーの場合飯盛山市営無料駐車場0242-33-6030を利用する) ↓ 14:20「あかべぇ」 乗車 →三の丸口下車 ↓ 14:44福島県立博物館撮影可0242-28-6000 月曜休館 一日乗車券見せると割引あり ↓ 16:44の「あかべぇ」でホテルへ → レンタカーはタイムズカーレンタルの東横イン割引で、一泊二日1万円でした。ずいぶん安いです。 旅の感想 福島県は阿武隈高地と奥羽山脈、越後山脈にはさまれ、縦長に、浜通り、中通り、会津地方に分かれます。 浜通りにはいわき市考古資料館 が唯一ありますが撮影禁止。 中通りには白河市文化財センターまほろん、白河市歴史民俗資料館、須賀川市立博物館、三春町歴史民俗資料館など撮影禁止の中、 じょーもぴあは中通り地域の唯一撮影可の館です。 ・じょーもぴあ宮畑は 2015.8.8に開館した展示館です。福島県の中通り (内陸部) で、唯一撮影可能な縄文館です。 従って大変貴重な集落遺構と、遺物を見ることができます。 この館もバーベキュー場としての運営もしており、縄文だけでは運営できない厳しさを見せています。 館のみなさんは大変親切で、質問には丁寧に答えていただけました。 東北と柿 大急ぎでバス停に戻ると柿がたわわに実った家があり話を伺うことができました。10月上旬には近畿ではカキは熟して落ちてしまっていますが、 東北ではまだこれから適期が来るようで、まだ青く、全国のスーパーで売られているのは東北の柿だと知りました。 東北のリンゴ これ等は品種が違うのと、東北は気温が低いので稲も果物も、アユなども成長が遅く、収穫期が西日本よりかなり遅いことがわかりました。 福島駅に戻るとリンゴの販売が行われていました。右が福島で買ったもの、左が近所で買ったもの。どちらも100円です。 こんな大きなリンゴ近所でしたら300円くらいでしょうか。ほんとにびっくりしました。傷などなく、みずみずしく、食べたことのないおいしさ でした。 福島から会津若松へは、 ①郡山経由で新幹線とバスorJRのルートと、②福島→会津若松バス直行便があり、今回は後者を選択しました。早くて安い。 福島のバス停で一緒になったおばあさん達と話しながら、あっという間に到着しました。 会津若松は、白虎隊で有名なところです。すぐにホテルに投宿し、割引レンタカーを申し込むと、市内循環バスで飯盛山へ。 郷土の誇りであり文化でもある白虎隊とその歴史的事実を商売にする人々に悲しんで、 また、超有名な「さざえ堂」が廃仏毀釈によって民間人に売却され、宗教施設ではなくなっていたことにも涙。 それでも沢山の人々が押し掛けてきます。すごいネームバリューです。また、バスで博物館に移動しました。 ・福島県立博物館が、なぜ会津若松に置かれたかは不明だが、この立地によって震災被害が少しでも少なくてよかったと思いました。 膨大な展示物は非常にきれいに仕分けされていて、撮っても撮ってもきりがないほどの量でした。 この日、バスが30分以上遅れ、予定より一時間も遅れて入ったものですから、閉館までに撮り終えるか心配でした。 ピンボケ・撮り残しなどの失敗しないよう、慎重に、しかも超高速で撮影しました。 きっと見ていた館員の誰もが、あんなに乱暴に撮って、まともなものが、あるはずないと思ったことでしょう。 秋田県立博物館の時のように素早く、、しかし、量は倍ほどありました。幸い、時間内に撮り終えて帰りました。 ここでは写真撮影に慣れていて、大量に撮ってもブツブツ文句言う人はいませんでした。 夕食は駅前のリオンドールと言う所へ買い物に出かけ、たしか、900円くらいで済ませたと思います。安かったのかなぁ。 |
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第6日10/17(月) 雨のち曇りのち晴れ 会津若松-会津只見 会津只見泊 旅程 レンタカー 08:30 東横イン会津若松駅前 ↓駅から34分27㎞ 09:00 ほっとin柳津縄文館撮影可15:30マデ0241-41-1077第2第4木曜日休館 ↓30分20.5km 10:30 沼沢湖 妖精美術館撮影不可0241-55-3180水休 11:30 ↓54分51.1km 12:30 叶津番所0241-82-2407火曜休館10:00~16:00この日管理人が勝手に休みにしていた ↓6分3km 会津只見町 駅・観光案内所 ↓13分7.6km 只見ダム・田子倉ダム→ スーパーへ買い出し。 旅の思い出 ・ほっとinやないづ 縄文館は、道の駅の補助金で建てられた施設の中に造られた展示館です。 なめていて、少ない・つまらないものばかりかもと、が、沢山の貴重な資料が並んでいました。大変驚きでした。 火焔土器との関係 ここの資料の貴重さは、馬高縄文館で聞いた、火焔土器に影響を与えた東北の土器は、ここから八十里越えを通って新潟へ行きました。 随分前に耳に挟んだうろ覚えが、現実の形をとって現われてきました。八十里越え。ここにあったんですね。 従業員さんと話していると、日本の奇祭と言われる、裸祭り、蘇民祭がここでもあるそうです。それで古代に伝わった祭祀とわかりました。 ・沼沢湖と妖精美術館 小さなカルデラ湖があり、かつてのリゾート開発の残照ですが、湖畔に幻想的な妖精博物館があります。 大したものはなくても、雰囲気が素敵で、二階に上がるとドキッと新鮮な衝撃を受ける展示物もあり、よかったです。 ここにきて最も驚いたのは街を外れ、細い道を延々とやってきた山中なのに、その頂上に古い会津らしい集落があったことです。 農地もなく、町から延々と離れた所で大きな家屋が密集するほどの何の産業があったんだろうと思いました。真相はわかりませんでした。 ・叶津番所は、管理人が勝手に休みにしていて、見れませんでした。 いなかだねぇ。まかりとおるんだねぇ。 ・只見ダム、田子倉ダム 会津地方の川は、幅が狭く深い淵を形成して流れ、独特な風景を作っています。 隆起花崗岩の台地・山塊と堆積火山灰のグリーンタフが入り込む地質のようにみられました。 このため、早期から大型ロックフィルダムや重力式ダムが造られ、電力が関東に送られたようです。 秋のこの時期、ダムの売店は、無数のカメムシが壁やガラス一面に張り付き、トンボの群れのように飛び回り、 人を見つけると服にとまり、強烈な悪臭を残して飛んでいきます。恐怖でした。 カメムシとは、超くさい虫です。匂いがついたら洗濯2・3回しても取れません。私は以前、靴・靴下を捨てました。 ・カメムシと民宿と観光案内所 恐ろしいカメムシに襲われないため、民宿選びは慎重に。 観光案内所の長らしい偉そうに言う若い女が、駅前の只見荘が良いという。値段が素泊まり5500円だ。高いというと、 私は三連休に東京で17000円のホテルに泊まった。それに比べたら、、、と言い出した。 若くて美人だが、このカメムシだらけのド田舎を東京と同じと思っている。日本中旅行して素泊まり5500の民宿なんて聞いたこともない。 とにかくここならカメムシいないかもと言うことで、シブシブ泊まることにした。 民宿は、古い、廊下の音がドシンドシン響いてくる××の部屋だった。脱いだズボンや上着はカメムシから守るため鞄にしまう。 しかし、なんとカメムシは一匹もいなかった。見事だった。5500円払った価値はあった。 ぎっくり腰 一晩中何度も腰の痛みで目が覚めた。朝、出発の用意をして腰を上げた時、強烈な痛みでぎっくり腰になった。 脂汗を流しながら風呂に入って温め、何とか動けるようになり、腰にカイロを張って出かけた。 出発の時、民宿の女将にどうやってカメムシを一匹もいないようにできたのか聞いた。 ただの偶然だと言われた。ガックリ。 ・スーパーマーケット 禁止食べ物が多いので夕食は買い出しだが、ここでは買うものがない。おにぎりと刺身を別々の店で探して買って食べた。 |
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第7日10/18(火) 曇り 福島県 最終日 旅程 8:30 会津只見駅 ↓19分14.7㎞ 09:003.会津只見考古館撮影可 0241-86-2175 月曜休館 積雪期は閉館(11.01~3.31) 10:30↓1時間12分65.0㎞ (直接会津若松に戻ると→1時間42分84.1㎞) 11:30塔のへつり→22分1.4km→12:00大内宿13:00→46分31.1km→14:00会津若松駅(ホテル東横イン) 14:30 会津若松バスターミナル 14:50若松→高速バス→16:10郡山駅16:30→17:48東京18:00→のぞみ121→帰着 その他の帰路 最終便 JR若松17:12 JR快速→18:13郡山18:30→翼154→19:48東京⑯20:10→望131→帰着 バ若松15:50→17:10郡山17:30→翼150→18:48東京⑯19:10→望125→帰着
旅の思い出 会津地方の地形・地質 ほっとinやないづから只見駅までの地形は平地が少なく谷が深く、深山幽谷に入っていく様相です。 ところが、山奥の、只見駅から会津只見考古館方面へ走ると、広い平地や山が出現します。老年期地形の土地が出現したのです。 列島全体の造山運動の活発化に伴い、老年期地形が広がる会津地方も東北地方南部の隆起圧力に伴い上昇、会津盆地は陥没しました。 このようにして会津南部から群馬県北部の尾瀬に続く老年期高原地帯ができ、その背後や周辺に高い山地山脈ができました。 ですから、高原周辺部の柳津町~只見町は深く切り立った谷。只見町~南会津町にかけては開けた老年期地形の高原が続きます。 山の上に広大な平地と山があるという、実に不思議な光景です。 更にその向こうにもっと高い山が遠望でき、山の上に山があり更にもっと高い山があるという、見慣れぬ私にはとても驚きに満ちた風景です。 同様の地形は出雲市~広島県庄原市の間の高原上に広がる幼年期地形が有名です。 鮭の溯上 標高442mのこの山の上の広大な平地には、只見川にダムができる前、昭和29年頃までは、考古館付近の川には鮭が溯上し、 それを捕える川漁があり、縄文時代から続く豊かな生活がありました。 鮭は会津地方を流れ、日本海に注ぐ阿賀野川を溯上し、会津高原の西側からは只見川を、東からは阿賀野川を遡って奥・南会津に溯上しました。 現在の考古館周辺の各地区の集落の下からは必ず縄文遺跡が出土しており、縄文時代の集落がそのまま続いているものとも考えられます。 ・会津只見考古館は、土器・石器の捨て場の発見に伴い建設されたものです。 縄文後期・晩期~古墳時代の展示が中心です。 ・塔のへつり の駐車料金=200円=入園料ですから、妥当な金額です。そんなに面白いものでもありません。 塔のへつりの塔とは、この地域に深く堆積した火山灰からなる緑色凝灰岩層が浸食を受け、塔のように高く聳え立ったものです。 へつりとは、へずる=削り取るの意味で、浸食地形の一部に水平に深く引っ掻いたような凹みがあり、それをへつりと言っています。 ・大内宿 の駐車料=観覧料は300円です。これも妥当な値段です。景観と、どこで作ったかわからない土産物と、 ほとんどの人々がそばを目当てにしていました。うどん文化の私には、そばの味って、正直わからない。 帰路 奥只見からの帰路は、黄色く色づきかけた山々を見ながら、ひたすら走りました。 ホテルで車を返却してバスと新幹線を乗り継いで一目散に帰りました。なにしろ、ぎっくり腰になっているのですから。 幸い、全ての乗り物で座ることができました。 ただ、東京駅で、時間がないのに自動改札の監視駅員が、 こいつは、肘をついてあくびをしながらやっていた奴、が意味もないのに私が通過しようとすると止めて、 なんだ!と怒ったら、行け!と言いやがった。 暇つぶしに私を止めやがった。私はぎっくり腰で歩きも不自由だというのに。ホントに腹が立った。 とにかく待ち時間も少なく、みごとに予定より2時間以上早く帰り着くことができました。 めでたしめでたしでした。 |
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