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  縄文を旅する3 北の縄文 北東北〜南北海道旅 24  2013.10.11(金)


   小樽市総合博物館 運河館    北海道小樽市色内2丁目1-20  9:30〜17:00 運河館は無休 電話0134-22-1258

交通 小樽駅から徒歩10分
見所 忍路環状列石(おしょろ)の出土物 と模型 手宮洞窟壁画
歴史的な建物。夜景。運河周辺の観光。
     
反省 当日は強風雨で環状列石も手宮洞窟も、杖を突いては行けませんでした。

 




00外観 
01近世・近代の小樽
02小樽の自然
03手宮洞窟の壁画
 1500年前 続縄文時代

 縄文時代
04縄文の暮らし
05道具と食べ物
06忍路土場遺跡
 忍路環状列石
10忍路遺跡の土器
 異形台付土器
13小樽の歴史年表と遺跡一覧
 

 00  小樽総合博物館 運河館  鉄道博物館を引き継いだため、分館となってしまった。 
小樽運河何度も来た小樽。今も店が盛衰し、街の様子は変化中 レンガ倉庫の博物館街は、また、寂れつつある。 一時のブームの盛り返しは
中華圏観光客に変わる
ちょっと地味はっきり言って中国語ばかり 写真拝借
写真拝借
写真拝借

朝市の市場で巨大な盛りの海鮮丼を進められる。
お前ら考えてみろ、朝からそんなに食えるわけなかろう
っていったら、
午後からはやってねーって


 01博物館内部

   近世・近代の小樽  最も繁栄していた頃の小樽の様子
アーチトンネルの向こうに
過去の小樽が広がる
小樽の歩み 江戸末期〜明治大正近代の百貨店 与那国島にも、私の親戚にも百貨店をしていた名残の、
同じ構造の家
日本中にこの江戸形式の建築構造が流行ったのでしょう。

  02小樽の自然
北に海を臨む小樽は、冬の自然は厳しく、町の南の山には、まだ、自然が残されている。 冬眠中のクマは胸が動く本物のクマが寝ているようだ トドの骨格標本小樽水族館ではトドのショーが見られます ジオラマ春の小樽の自然 秋の山

 03手宮洞窟の壁画  1500年前 続縄文時代

     近くに小樽市手宮洞窟保存館があり、洞窟絵の管理保存をしている。
     続縄文時代の壁画とされている。本当のことはわかっていない。
     洞窟絵画は道内各所にあったが、マスコミの興味本位の報道によって、保護前の多くの絵画が傷つけられ価値を失った。

 04縄文の暮らし
    住居内外の様子を再現。スペースがないため。
    展示パネルが照明を反射し、下のような方向でしか撮れない。見にくい。改善が必要です。
木の加工緑色泥岩の磨製石器
黒曜石の打製石器
漆工芸品
狩り弓はハイイヌガヤの木で作った 食べ物 大昔の暮らし

 05道具と食べ物 
小樽の縄文人の暮らし 石錐の種類と使い方北海道式石皿二種と使い方 縄文人の木材の利用縄文人は木材をよく知って適材適所で使っていた 植物の利用 陸棲動物と海獣、魚類の利用 舟形容器 盛り付け道具と考えられている写真拝借
縄文の台所用具石皿と磨石、四脚石皿、トチむき石、敲石 縄文の漁具 浮き (うけ)魚とりの罠
ヤス状木製品 石皿と磨石 四脚石皿大変珍しい 各種魚骨 食用植物 舟形容器はアイヌの民具にもみられ、系統性がわかる。


 06忍路土場遺跡(おしょろどば) 3500年前の縄文後期の低湿地遺跡
   ・河川の周辺で,食糧の加工,石器・木製品の製作,漆工など各種の作業が行われていたことを示す,おびただしい量の遺物や遺構が発掘された。

 忍路環状列石3500年前 縄文後期
   ・小樽から余市町にかけて80以上の環状列石がある

  参考資料
忍路土場遺跡の分析弓矢と石斧と槍 弓矢と石斧 生活用石器 狩猟用石製品 黒曜石加工道具
忍路環状列石
広さ22m×33m
東北地方のとは違い、最初から環状に作られた 東北地方では配石遺構が集まって環状列石になった。 列石入口や、中に立石や中心配石がある。祭祀場跡
ここまで再現 繊維製品 漆製品 発火具 箆状木製品
展示物の一部縄・編布・カラムシ・敷物・
漆塗り土器・漆塗り櫛・
ガンビ製器(白樺の樹皮の器)
漆塗り製品漆塗り土器・漆塗り櫛 箆形木製品と発火具

へらじょうもくせいひん
箆形木製品
滋賀県のへら状木製品青森是川遺跡で唯一世界最古の弦楽器とされたが、小樽に出土。 
発火具

火きり棒と火きり板
 

 10忍路遺跡 (縄文後期)の土器1
オロシガネ状土製品 スタンプ状土製品 吊手土器 片口土器
椀形土器
土偶 ミニチュア土器 吊手土器
異形台付土器 土偶 吊手土器 下部単孔土器
片口土器
異形台付土器
下部単孔土器

 11忍路遺跡 (縄文後期)の土器2 亀ヶ岡式土器に似た土器もあります。
 オショロ遺跡の土器の研究論文は見当たらない。なぜかは知らない。

 展示にもキャプションがないのが不満です。
 亀ヶ岡式土器の
注口土器など、完成度が高い。

 おしょろ遺跡産の土器かと思います。
 

 11忍路遺跡 (縄文後期)の土器3
 この花弁の様な土器はどこかで見た記憶があるのですが、探しても見つかりません。

 現在もこのような盛り鉢は祭祀で用いられていますね。
 現在はへぎで作られているのかな。
 

 13小樽の歴史年表と遺跡一覧 

   地理的な影響(樺太と北海道・東北を結ぶルートにある)か、地形的な特徴(南に山が迫り、遺跡が集中しやすい)か、遺跡かせ多い。
   また、いろいろな文化が流入し、ために、独特な文化が見られる。
小樽沿岸の多数の遺跡は、近代と同じ豊かな海産資源のためだろう