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 縄文を旅する1  中部地方1 旅のあらまし     2013.0521(火)〜25(土)

    「諏訪神社の祭祀に残る、縄文の祭祀」をテーマに計画した旅行でしたが、
   どうせ行くなら、ついでに見ておこう、というスケベ心で、
   信州ばかりか、越後や甲州までの広い範囲を旅することになりました。

第一日5/21(火) 火焔街道第一日

  東京発 09:28「とき315号」は長岡駅到着30分後の11:35発博物館行きバスに接続しています。
  上越新幹線の車内で偶然見かけたJRの雑誌に私と同じ旅行を提案してあり、驚きました。

新潟県立歴史博物館 0258-47-6130
  この博物館は縄文時代の暮らしの復元が有名です。 この館では特に火炎と表記しています。

馬高縄文館
は博物館から歩いて10分。爽やかな初夏の風の中を散歩です。0258-46-0601

  長岡駅すぐのインパクトホテルが安くて清潔でした。 0258-35-3399
  駅の観光案内所の皆さんに大変お世話になりました。とても親切でした。

信濃川火焔街道

検定資料 参考資料
トランヴェール5月号
JR東日本車内誌
新潟県立歴史博物館
催し物案内
館内展示の特徴
丹念な再現で有名
縄文の生活の再現が
特に有名
新潟県立歴史博物館
巨大縄文模様パネルの展示は逸品
館内案内図
気を付けないと二階を見落とします
馬高縄文館
近隣遺跡出土の
火炎土器の展示が有名

火炎土器成立過程の
分析と解説で有名

縄文館はバス便多数
先に縄文館へ行くと歴史館見学も楽かも
第二日5/22(水)  火焔街道第二日

  長岡発(07:25-08:18)十日町着の普通列車は 上越線と飯山線を乗り換えなしの直通で便利です。
  日本の豪雪地帯を行く列車で、沿線の民家の建築様式が見ものです。

  十日町「ほくほく線側駅舎のレンタサイクルで出発します。
  サイクリングロードがあり、火焔土器を広めた大河信濃川まで一直線。観光資源の一つ河岸段丘も少々見える。

十日町市博物館025-757-5531 戻りのサイクリングロードにあり、便利。
  縄文の織物や、動物の剥製も展示されていたが学芸員と話すこともできず、
  信濃川上流に向かって少しずつ変化していく火焔土器を眺めて終了。
残念



   飯山線のこの先に、津南町があります。
    津南 には 津南町歴史民俗資料館農と縄文の体験実習館(なじよもん)
    マウンテンパーク津南山頂((九段もの河岸段丘の眺望この地に豊かな文化を育んだ)
    がありますが、自家用車がなければ交通不便で見学は困難です。残念


 ほくほく線(北越急行株式会社)
  十日町から「ほくほく線」で直江津へ。12:00-12:30特急はくたか8号
  ;列車は豪雪地帯の褶曲山地の長いトンネルを抜けてゆく。

  トンネルを抜けると狭い山間地が現れ、駅。
  高い山と深い雪に閉ざされる集落に、巨大な材木を使った豪雪地仕様の民家が見える。
  心がなぜか熱くなりました。

 直江津上越市に合併。
   街はさびれ駅前ホテルのレストランだけが必死に客引きをしていた。

  信越本線直江津 1311-14:10 黒姫。一時間かけて季節を逆行する旅にでる。
  車窓の木々は五月末から、次第に季節を戻し始め、妙高高原駅では三月中旬に。
  そして、妙高山の雪景色が心躍らせる。

  黒姫駅から
野尻湖ナウマンゾウ博物館まではタクシー1500円。026-258-2090
 野尻湖の発掘とナウマンゾウや旧石器時代からの遺物が展示されている。
 

  友人がいる長野市か松本市の宿泊を計画したが
  宿泊費が高いので「しなの鉄道屋代駅」前のルートインに宿泊。026-273-0100
  千曲市を展望できるスイートに泊めてもらいました。\6150 

十日町博物館
豪雪地帯の暮らしと火焔土器

豪雪地帯の縄文人をよく再現している。特にしっかりと靴を履いているところ。

学者の想像ではなく、実際の風土の延長線上での再現がリアルです。

小さな博物館です。嘗ての織物産業は衰退しました。

野尻湖について
斑尾山の噴出物での堰止湖
野尻湖ナウマンゾウ博物館

 博物館自体が豪雪仕様で
 二階に作られています。

 当然、
 エレベータ・エスカレータは
 ありません。
四万年前からの
旧石器時代中期から
一万年前の旧石器人の遺物が重要です。

 第三日5/23(木)

  屋代駅で自転車を借りて博物館へ。
(2時間500円超過2時間毎に500円ある意味ぼったくり)
将軍塚古墳 026-274-3400 山上の前方後円墳遺跡で車で送迎してもらえます。
  と、隣接する
長野県立歴史館 026-274-2000 配石遺構の立体展示がある。
  をみて、学芸員の方に諏訪の祀りと縄文・弥生の話を伺う。




  屋代11:46-11:52篠ノ井12:08-13:01塩尻13:11-13-35特急を乗り継いで
 茅野市
  駅ホテルに投宿して貸自転車で(¥600)

諏訪神社上社前宮(社殿に行けず 私は足が不自由)
神長官守矢史料館へ(話を聞けず そんな雰囲気ではなかった)
諏訪神社上社本宮(工事中で見えず 写真パネルが貼ってあった。)
諏訪市博物館(撮影禁止で見るだけ 寄付者なら写真が撮れますと言われた)

  茅野市はどこへ行くにも南に迂回する道路しかない。
  かつて大地震があり、10mもの断層ができ、それを迂回するためなのだそうだ。
  明日に備えてレンタカーを用意した。

 
森将軍塚古墳
山上の前方後円墳
県立歴史館
パンフ貰えず
特別展のパンフ
内容はよかった
諏訪市博物館
足湯が有名
寄贈品が多くテーマが一定していない御柱祭の歴史資料は少なく、意外に新しい祭りらしい 神長官守矢史料館
殆んど資料がない

 第四日5/24(金) レンタカーで回る予定は二か所

北相木村考古博物館 0267-77-2111 縄文人の骨格が出土し復元。草創期・早期の遺跡
尖石縄文考古館 0266-76-2270 土偶・縄文のビーナスや仮面の女王。中期縄文遺跡の代表格。
麦草峠 2120m の八ヶ岳横断道路メルヘン街道の山岳ドライブが楽しい。



  時間が余ったため明日の予定の二か所をさらに
八ヶ岳美術館 0266-74-2701 阿久遺跡(配石遺構)の出土物がある。
         また、彫刻は荻原碌山以後の明治彫刻の作品が見られる。

井戸尻考古館 0266-64-2044 独特の持論を展開する館長で有名。

  二日間の予定を一日でこなせ、この日は車の機動力を見直しました。


  夜、なんだか体がむずかゆい。
  翌朝、ベッドの下を覗くとゴミだらけ。
  綿ゴミだらけで、ジュースの空きボトルや缶ビールの空き缶が
  寝具がその中に垂らしてある。
  汚ったなーいダニだらけの部屋で二泊して山ほど金取られて、この不潔さ。

  百以上は泊った中での最低のホテルだった。

北相木村
考古博物館

栃原岩陰遺跡
知られておらず来訪者は少ない。
縄文人の人骨が出土した稀有の遺跡

穴居人が落盤で埋もれ、何層もの人骨を残し、その容貌が沖縄型でなく半島系の顔立ちで驚く。

これは貴重な資料で是非多くの人々に見ていただきたい。

年代は
縄文草創期から早期の遺跡とされている。
早稲田大学の考古学チームが発掘調査
八ヶ岳美術館付近の別荘に来た人達の憩いの場ですが、
縄文芸術の素晴らしい作品がずらり 誓約書公開はできません 井戸尻遺跡 井戸尻考古館蛙・人面・水煙 甲州系の土器などが有名  私達が博物館を選ぶ時参考にするのはネット情報。
 ここに個人が投稿していれば、訪問の糸口が見つかる。
 禁止すればだれも行かないでしょう。

 第五日5/25(土)最終日 前日の健闘で予定を一日早めることができた。

   レンタカーで回る予定は二か所。

  茅野 7:36-8:40甲府8:52-9:00石和温泉
  当初ニコレンを借りる予定が駅前のTレンタカーにすると倍の料金で
  ナビは電話番号が入らず、走り出すと声が小さく、おまけに違うところへ。二度と借りるか!怒

釈迦堂遺跡博物館 0553-47-3333 人面や蛙紋で有名
山梨県立考古博物館 055-266-3882 上に同じ




帰路
  甲府15:03-16:03八王子あずさ20八王子16:09-16:48新横浜17:09のぞみ51
  甲府のホームで人前で
を揉んだり股間を撫で合うきしょい男女が
  何を思ったか、私の前で割り込み乗車をしようとするので怒鳴りつけてやった。
  傍らに駅員がいるのに注意もせず、むしろ私の声に驚いていた。

  おかしいと思ったら
  八王子からの電車の中でも、優先座席に女子高生から中年までが陣取ってスマホで遊んでいる。
  乳飲み子を抱えた女性や幼児が来ても席を替わりもしない。

  私は杖を突いているのだが、
  席が空いたので座ろうとすると
  二十歳過ぎの女が私と杖を見て確認したうえで、飛んで来て座った。

  八高線沿線の人間は日本人の中でも、大変な常識を持った人々ですね。

  台湾の電車やバスや飛行機でも、老人や困っている人にやさしく親切に助ける。
  見ず知らずのみんなが協力して助ける。
  これは、
日本人を手本にしたんだそうだ。
  手本にならない事をやっている連中でも、日本人。


釈迦堂遺跡博物館人面や蛙の装飾が有名
釣り手土器がランプだなんてありえないよ
出土物は30tだそうです。
大量の土偶は何を意味するのでしょう。人形寺でもあったのでしょうか(笑)
山梨県の遺跡博物館は高速道路沿いにあり、レンタカーを借りないと行けません。 山梨県立考古博物館  出土物には何とでも解釈できるものが多い。勝手な解釈を付けて通用するものもある。
 知っているものからは誤謬に気が付くが権威を盾に引き下げない。
 そんなものを今回沢山見ました。

 西日本で多口土器と名付けられたものが実はインドの太鼓だったという恥ずかしい無知。
 よく見極めたい。
 
 近日中に本体をアップロードします。
6/9追記
      6/7に 千葉県佐倉市 国立歴史民俗博物館 の取材 と
      6/8に  新潟県長岡市 新潟県立歴史博物館 を再取材しました。