台湾2012 原住民文化を訪ねる旅 2012.6.27~7.3
昨年は多くの人々の協力を得て、-2人の通訳さんと、幾人ものドライバー、そして沢山の一般市民の方-
素晴らしい台湾旅行ができました。今年は、通訳さんと連絡がつかず、一人で台北周辺を旅行することにしました。
花蓮・阿美文化村・太魯閣峡谷
台湾第一級の観光地で、美声で有名な原住民族の居住地です。
原住民族の素晴らしい歌が聴きたいと熱望していの一番に訪ねました。
台湾が漢人の文化だけではなく、少数民族の文化があるので魅力的なのだと確信しています。 |
第1日 往路 関西国際空港→桃園空港→松山空港→花蓮空港
2012.6.27
ジェットスターアジア
LCCを使いました |
3時間のフライトが精一杯の窮屈な座席。苦 |
桃園空港
A320の機体は狭小 |
入国審査旅券と入国登記表提出 |
松山空港行きバス桃園→松山70分 |
松山空港第2ターミナル国内線専用ターミナル |
松山空港国内線専用ターミナル内です |
復興航空初めて見る機体です |
翼の下から台北101が絶景でした。 |
花蓮市上空想像以上の大都市 |
街には1000m超の高山が迫る絶景。 |
便数に比して大きく立派な空港でした。 |
花蓮空港ターミナル施設内は総大理石張り |
こんなに豪華で清潔なトイレ初めてです |
花蓮市は大理石の街です。有り余る財物を |
使った、この豪華な施設は、街の裕福さを示す |
花蓮市周辺には巨大な大理石の岩脈が通っています。
日本にも戦前より大量に輸入され、有名建築物に大量に使用されています。 |
大理石を資源化したのは日本です。採掘と加工、輸出用の道路・港湾建設によって、世界に名高い大産地となりました。 |
|
阿美文化村
阿美(アミ)族は世界三大美声民族といわれ、エニグマが盗作して有名になった、郭英男(ディファン)氏の出身地です。 私は郭英男氏(ディファン) がそれ以前に来日してNHKのお昼の番組で「老人飲酒歌」を歌うのを聞いてからのファンです。
何十年になるのでしょう。
アミ文化村には大変期待しましたが、そのような歌は無く、普通の舞踊ショーでした。
この普通の舞踊ショーがくせ者で、中国大陸の少数民族を含め、ある企業がプロデュースして回ったのです。
そのため、民族衣装はミニスカートになり、舞踊も似たり寄ったり、土産の売り方も同じ。
しかし、ここを訪れたほとんどの人々は大変満足していました。 初めて見るとそうなるのでしょう。 私が期待しすぎたようでした。
夕方七時半からのショーを見ました。 5時半と7時半からだそうです。 午后からは定期観光バス用のショーもあります。
ガイドブックによると、ショーの最後に客が |
|
ダンサーと踊ると請求書が渡されるとか、 |
写真を撮られ、皿に印刷して売りつけられる |
と、書いてありましたが、そんなことは全く |
ありませんでした。 |
|
花蓮市の朝 日本統治時代に作られた計画都市です。日本の影響が色濃く残っているようです。 2012.06.28
街の中心部には日本時代の建物が沢山。写真載せてもわからないから |
業務用調味料を販売外食が普通の台湾です家庭用より売れる |
干しスルメイカ日本より凄く安い。中華料理で何に使う? |
アヒルの卵(色が青い)自宅で皮蛋を作る? 皮蛋は台湾中で山売り |
大理石の敷石大理石の屑の捨て場がわりに敷石に |
番刀番刀はまだ作られ、使われているんですね。 |
花蓮の激安土産物屋あとでその安さがわかりました。 |
みんなの朝食屋台散歩の帰りに見つけた驚きです。 |
昔風巻き寿司卵焼き以外は季節品。干瓢は代品。懐かしい |
昔風いなり寿司普通の油揚を使う。寿司飯が半合入る。懐 |
日本人経営民宿の
伊万里が休みで やはり日本人経営の
馨憶精緻民宿(しんいせいちみんしゅく)を利用 その近辺の写真。
←土産物屋の隣に大理石製品をほぼ原価で売る店あり。土産に最適。 |
とても安いので買いました。普通のショップでは同じ物が十~百倍でした。 超驚愕
花蓮駅旧駅舎が街の中心です。 未掲載ですが市内には日本時代の建物が多く、見所が多い街です。 |
|
太魯閣峡谷 台湾東部最大の観光地です。
(タロコ) 昨日空港で拾った女性ドライバーのタクシー。7:30出発の約束が、6::50に散歩から帰ってくるともう宿の前で待っていた。 1時間約束を間違えたらしい。料金2500元は相場より随分高く、一日の稼ぎとして多過ぎ。日本語も話せないので私があま過ぎ。
7:00出発。街は車も人もまだ眠っている。花蓮から太魯閣までは60km余。いい条件で見るにはこんな時刻になるんですね。
省道9号線蘇花公路すがすがしい朝の空気いっぱいです。 |
中部横貫公路木のトンネルになってる陰の長さが早朝です |
太魯閣峡谷入り口 |
立霧渓(タッキリ)実感わきませんが大変広く激しい流れです |
この山の奥へ行きます。真に深山幽谷の絶景です。 |
東西横貫公路入り口大変有名で沢山の人が写真を撮ります。 |
砂卡礑sakadang歩道何kmも続く旧道です |
砂金が出る河川です。沢山の砂金掘りが通った |
でしょう。堅くて危険なこの道を掘った人々に |
感服します。 |
タロコもタッキリも原住民の言葉。立霧は日本人が漢字を当てた。 |
|
|
燕子口
(えんしこう) 大理石の崖に、岩の中を流れた水によって、穴が開いています。まるで燕の巣のように見えるのでこの名がつきました。
また、上向きの穴は甌穴(ポットホール)で、かつての川底でできたそうです。今は浸蝕が進んで川底は下がり、崖の中腹になっています。
ネット上で間違った説明が横行しています。NHKのさわやかウインドーではカメラマンがどれが燕子口か理解しないで撮影しています。
正確なのは昨年の世界不思議発見の台湾特集だけでした。
吊り橋が目印です |
ここは震えるほどの高さです |
誰もその位置と川底の深さに気付かない |
団体客は中国人。 |
しかし、崖の横っ腹にあいてる |
ポットホールは初めて見ました。 |
|
|
|
|
|
|
|
錐鹿大断崖 すいろく大断崖 又は すいろく古道断崖という。
|
|
|
|
高さ400m、幅1200mの大断崖。
統治時代、この断崖の上に107名の原住民(タイヤル族)住居や「バタカン警察官吏駐在所」があり、30名の警官が常駐していた。
しんいせいち民宿の記述より
登山の動画恐かったね-。まだ見てないの
スイロクは鹿の一種です。 |
|
九曲洞 九曲は中国思想の曲がりくねっていると魔物が入ってこないという考える。九曲橋。ここでは、トンネルを何度もくぐることを例えている。
|
|
|
|
|
太魯閣を巡る全ての難工事は少数民族がおこなったのです。
旧道の砂卡噹や錐鹿古道など全てと
新道の東西横貫公路など |
|
慈母橋
|
|
|
|
|
蒋経国が母親を記念して作った、総大理石作りの橋。
近くにお堂がある。 |
|
緑水地質景観展示館 太魯閣タロコ族 綠水販売部
緑水販売部緑水古道の入り口
この下にタロコ族の民芸品販売所があるが |
太魯閣族唯一の販売所が外からは全く見えない店ってなんとひどい仕打ちでしょう |
タロコ族の既婚女性が巨大なポスターに漢人に嫁をさらわれないように入れ墨をした |
休憩所から見た風景
山高く、水深く、
いわゆる
絶景です |
台湾式の喫茶店に若くて美人のお嬢さんが3人。来そうも無い客を待っていました。 |
太魯閣族の工房製の
土産品・民芸品土産に最適だが、ほとんど売れないでしょう |
全て手作りの製品。ショールとバッグ等購入→ |
一階の展示は勉強になる物でした。 |
ショールは裏返しになってます。失敗写真ぺこ |
部族の工房で手作り。同じ物が無いのがイイ。 |
民芸品の販売ルートや場所がなく、売れない |
台湾原住民は被差別民族。蒋介石の下で冷遇され、教育も受けられず、就職は大変困難です。
唯一の民芸品の販売所も少なく、売れない状態。原住民は生活が大変です。 |
|
天祥 (てんしょう) 名前に意味はない。昔の漢人の名前をつけただけ。
太魯閣観光の終着点。言葉が通じないので案内はいい加減。写真は撮ったけどちっともおもしろくなかった。
日本語観光バスを使うか、日本語のできる(=原住民の)ドライバーを探すか、しないとだめですね。
|
名産品店 花蓮市郊外の 大理石販売所と木製品販売所
何軒もある内の一軒に入りました。
大変な金持ちです。当分客も来そうもないのに店員がいて、広い店内を冷房していました。普通なら、たちまち倒産ですね。
値段は数百万円から数千万円の物で、中国人好みの趣味でした。
太魯閣は大理石だけ |
では無く、玉石も有名 |
翡翠は特に有名です |
玉石のペンダント |
|
|
|
|
|
|
菊石のペンダント下に別記 |
翡翠の腕輪 |
|
奇木珍木
|
|
|
|
|
|
|
菊石のペンダント
前夜、花蓮の大理石の土産物店で150元で買いました。他の店では千五百~1万元で販売。
花蓮の店が得。
石の呼び方が違ってた |
店員は菊石。アンモナイトの化石のこと。
私は菊目石。キクメイシ科の珊瑚の化石。
私が正解。
菊花石は火山岩。 |
奇木珍木
太魯閣峡谷の大理石など硬い岩盤の上に、僅かな表土だけを頼りに生えた木の樹齢何千年の根を掘り起こして下から見た物。植物の生命力の強さを実感する物です。 |
銘木
台湾東部も台湾紅檜の名産地でした。
今では数少なくなりました。屋久島の屋久杉とよく似ています。
阿美族土産
ここには寄らず。 |
|
七星潭国家風景区
漢字の意味は「七つ星の湖」で、花蓮空港の海側には断層帯に沿って湖が点在していた。それを七星潭といった。
現在は埋め立てられて無くなり、海岸の風景を七星潭と呼ぶようになってしまった。
七星とは北斗七星。メソポタミアの星信仰は中国7エジプトk古代にも広がり、日本の古墳にまで七星が描かれている。
従って、七星潭の意味は関係なく、その地名付近の海岸とその公園のこと。
特に美しい風景も無く、海水浴もできない。
よく整備された公園。
美しい。 |
花蓮空港の裏に空軍基地があり、戦闘機が |
本当にきれいに整備されています。 |
草が生えていない。随分維持費がかかる |
敷石が全て大理石。廃材でも美しい |
太魯閣渓を遠望
空雲山砂海全て美しい |
大理石の海岸。海流で砂は流されている。 |
|
|
|
花蓮空港 |
見事な玉の置物
凄い値段でしょうね |
|
帰路
花蓮市北部海岸海岸はすぐ深海落ち込み港湾建設は陸地を掘り下げて建設した |
発展めざましい台北
|
|
|
特殊な形状の空港バス
日本では見ない大きさ。幅か二倍あった。 |
地下鉄 松山空港駅
市内への移動がタクシーより大変便利です。 |
|
|