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 紀伊半島 一周の旅(1) 白浜 2012.05.18
   金環日食の観測と、以前より行ってみたかった紀伊半島を巡ってみました。

  白浜は紀伊半島の入り口。
   火サス(旧火曜サスペンス)をはじめ、あらゆるサスペンスシリーズに登場する、知られた名所です。(私は初めてですが)
 さあ!白浜へ
新幹線
700系?よくわからない
専務車掌は女性ですね 新大阪駅一番端っこのホーム L特急くろしお 入線 運転士はなんと女性全乗客が賞賛の驚き 多用途スペースのある工夫された車内
ウバメ樫の若葉が最高に美しい トレンドの風景か美しいのか景観破壊か カエル橋 美しい海岸線安らぎます 紀伊半島は広く遠く、
また、
独特な文化と言語、
そして、
古代宗教の支配するところです。
日本の古代が脈々と息づいているのです。
以前、紀伊半島を二日で巡る計画を立てるよう依頼して旅行社の営業に笑われたことがありました。
一週間かけてもザッと回るだけですよ。と言われました。
広くて遠くて不便でした。
 白浜町 三段壁
白浜駅旅客数最多駅です フリー乗車券安く効率的に巡れます 主な観光地は一カ所にあって便利 この辺りに近畿大学水産試験場 三段壁屈強の白人がいた カメラを向けると超警戒
シーシェパードだろう
三段壁洞窟が見える波の力が集中する地形 巨大津波の痕跡三段壁上に巨石が 海底で摩耗し丸い。高い断崖を打上げられた 宮古島でも見た津波が残した海底からの巨石
 三段壁洞窟
洞窟入り口ここは私有地でした 料金必要ですが、見る価値はあると思います 海蝕洞洞内は極彩色 全て堆積岩で、含有鉱物が酸化して極彩色 水軍=海賊が隠れていて沖を通る船を襲った 会戦の時の船隠しとか、本当かなぁ
岩に穴が開くぐらいだから、打ち寄せる波は 洞窟の外よりも遙かに強烈で凄い音。 このような岩陰に隠れてただけのように思う 洞窟内部いつ作ったのかなぁ 巨大な交易船の絵海賊は手こぎボート これは最近の工作物。木材はすぐ腐る。
でも水軍がここから出撃したなんてロマンです 海底軍艦のような夢をかき立てて楽しい 化学か科学か。意味が違うと思うけど。 270万年前の地層が浸蝕されて現在に至るかな 源平合戦はこんなところまであったのか。 九州の椎葉村を考えると全国津々浦々までか
土産物店では梅製品と ハリセンボンの剥製か゛珍しい!!  紀伊半島には火山はありません。
 地質は全て堆積岩。

北部は古く中生代
南部は新しく第三紀の
地層
 従って岩石が柔らかく風化しやすい。
 
防風林のトンネル 白浜の沖は船舶通行の多い紀淡海峡 見えますか 圧縮の足りない柔らかい砂岩が 様々に浸蝕され
いろいろな模様や
いろいろな形を作っています
誰も触らず持ち出さず自然にあるのが嬉しい 隣接のバラ園
 
夏は海水浴客で満杯 ですが、今はまだ。 この二人絵になりました ちょっと早い気も 石英質の多い砂浜 目が痛い
本当に真っ白な砂で、雪のようでした。 近隣の山から流出の砂が止められたので 数億円かけてオーストラリアから砂を運んで 埋め立てていました。現在では予算欠乏で やめています。珪酸分の多い特異な白砂です。 まるで月の沙漠です。サングラスが必要
 円月島 地図    白浜観光で一番 観光地らしい観光地 おもしろい施設 だと思います。  
         驚くことに、この円月島の観光施設は会社経営ではなく、全て個人経営でした。
この日海が荒れ遊覧船 は出ませんでした残念 バス待ち中に施設の 人と談笑。しすぎて バスを逃してしまい こちらのお嬢さんに
送って頂きました。 大変親切な皆さんでした ありがとうございます。 こちらの船は海女さんが乗っていて、観光船に近寄って、卓越した海女の技を見せてもらえます。
 獲物が減少の中、海女の技を守るための苦肉の策でしょう
また、この辺の地質は
特に柔らかい砂岩で、
簡単に穴が開き、
簡単に崩れます。

円月島は風化が進み、補強工事をしないとまもなく見られなくなるそうです。
やがてなくなる円月島
早く見に行きましょう
 
京都浜水族館
とても小さな水族館ですが、大規模水族館に劣らない魅力があります。   展示の仕方が大変ユニークでおもしろいのです。 きっと素晴らしい展示論をお持ちなようです。

 
南方熊楠ほど気の毒な天才はいない。 粘菌学者、環境学者などや生物学者などという しかし、この時代には細かな学問的区分がなく、 哲学者、博物学者である。 もうひとつ気の毒なのは、写真である。
熊楠の版権を管理するこの博物館によって 熊楠が取り上げられる度に、腰巻き一枚の 裸の写真しか出させない。昔は普通の格好でも 今では、変質者だ 記念館これをいうと、これが一番熊楠らしい写真 だと言う。天才を変質者にしていること無反省
館内撮影禁止です。
遺産管理もまともにできないのに、偉そうに禁止だなんて。
 私と熊楠の出会いは、大学時代に哲学科の先輩から聞いた話である。

 明治時代に英国に留学し、英国の学会でラテン語で講演をおこなった素晴らしい学者がいた。

大英図書館の蔵書を読破したのは、南方熊楠とカールマルクスだけだった。といわれている。
帰国後は天皇に御前講義をするほどの大変立派な尊敬される業績を残したと聞いた。

米英留学生活を支えた父の死去により経済的基盤を失い、日本に帰国。

しかし、彼の経歴を生かす仕事はなく、和歌山で植物や粘菌の観察しかすることがなかった。
 今であれば例えようのない大天才ですが、当時の時代は、彼を生かすことができなかった。

 記念館学芸員はこんなことも知らずに、熊楠を何も理解せずに、変質者のような写真をテレビで流させて喜んでいる。

 学芸員失格です。
 南方熊楠の研究と再評価を、もう一度行われるべきであると、
強く強く望みます。

 本来、記念館がこれを行うべきでしよう。
 なにをやっているんだ。
 屋上からの眺めは
 素晴らしいから、

 是非、この記念館に来てください。

  皆さんお願いします。

  とれとれ市場    
 白浜町堅田漁協(KATATA)は大変素晴らしい取り組みをしていました。
 とれとれ市場という施設の運営です。

 地元の新鮮な魚や加工品の販売や。その魚を使った食事の提供。
 また全国の海産物の販売や
ご当地の土産物も売っています。 
 
 明光バス白浜駅前売店 2階は無料休憩所 JR白浜駅前
 JR白浜駅では特急列車の本数が少なく、
時間つぶしに困りました。
 ところが、この明光バスの2階は無料休憩所で
私は2時間ほど昼寝をさせてもらいました。

 1階に降りて、売り場のお嬢さん方と随分楽しい
お話をしていただいて、出る間際にお土産を少しだけ買いました。
 とてもチャーミングな皆さんでした。
大変助かりました。ありがとうございました。