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 阿里山公路から嘉義・台南                   2011.07.24 旅行第4日目
 山公路(台18)
         通訳さんに阿里山バスターミナルで嘉義行きの路線バスを探してもらうと、交渉制のバスが見つかったとのこと。
        よく聞くと阿里山の路線バスは全てマイクロで、いろいろなのが走っているそう。このバスはちょっと高いが早く着くとのことで乗ることに。
         昔の時代劇風に言うと
        「今朝、嘉義からチャーターで客を運んできた戻り籠だから安くしとくよ。」ということで、面白くもありまた、女性ドライバーにも驚いた。
         どうやらこれは乗り合いタクシーらしい。
         今朝の玉山御来光ツアーも女性ドライバーだった。、台湾女性は凄いなぁと関心もした。
        
亜寒帯気候これから気温が17℃も上昇するのかとうんざり 通訳さんが私の財布で料金を支払っているところ。 このワーゲンで客を運んで商売するなんて大変ですよね。 我がドライバー氏夫婦でこの仕事をしている逞しい女性でした 気候帯標識道路にここから温帯ここから寒帯標識が 温帯気候あったそうです。皆さんは是非見つけて下さい。
乗り合いタクシーの女性ドライバーは途中のバス停で親子連れの客を連れてきました。 バス停は日本と違い、不定時のバスに合図を出して別場所で待つようです。当然これが効率的 この人達降りるときに、親子ともに大変丁寧にお礼を、私に言っていきました。びっくりしました。 どうやら凄く安く乗れたらしい。金持ちの日本人が乗ってるから安くていいから乗りなさいってな具合。 料金交渉制なのにいいなりで乗ったが、本当は半分ほどらしい。しかし、快適ドライブなのでOK 台湾の交通料金の安さは驚愕です。このワーゲンの借金は返済可能かと思うほど。
温帯気候巨大なウラジロゼンマイみたいなのが現れ始めました 茶畑のある風景ここは昼夜の寒暖の差が大きく霧がかかる気候 茶畑と霧霧が発生し安いところは住みにくいと思いますがお茶の栽培の適地。 晴天で平地の気温が上がり上昇気流が発生。2〜300m上がって雲つまり霧となる。 霧発生。午前中のひとときだけ晴れてあとは曇りか雨。時には豪雨。 展望台しかし、霧に包まれた山々は実に幻想的で一幅の絵となります。
延々と続く茶畑は日本統治時代にインドから導入されたアッサム茶。 幻想的ですね。アッサム地方と同じ気候風土で良質の茶が このアッサムティーには、高級でか希少でか出会えなかった。 本当に一般的な紅茶すらなかった。それにチーズも無しって(笑) なだらかでまるで麓に着いたように見えますが標高は1000m以上 海に堆積した土砂は約3000万年で岩石に。ここは岩盤に見える。
やはり右側=東側が持ち上げられています。フィリピン海プレート 南北に細長く割れた板状の岩盤が太平洋側から押されて傾いている まだまだこんなに急峻な山腹なんですよ。 本当に山が高くて、すぐに海。という独特の地形です。 茶畑不適地はビンロウ畑。でも生産量の統計はない どこにでも吐き散らす粕が不潔で見た目も悪い。
新中横公路(台21線)に比べ阿里山公路(台18線)は土砂崩れによる 被害は少ない地域にあるようです。 賽の河原のように際限なくつぎ込まれる道路復旧費 天長吊橋台湾の多くの河川が暴れ川なら、 天長吊橋全ての橋梁は吊り橋がよいかも この続きに地久橋という吊り橋もあります

 嘉義 物は鶏肉飯だそうです。        

新潟県山古志村原産錦鯉が台湾で養殖される。素晴らしい紅白です。
びんろう←きっといい湧き水があるのでしょう。錦鯉は水次第ですから。 檳榔西施
(ビンロウシースー)
窓の向こうに本物のスケスケ女性が写ってる!
←これ見るために台湾へ来たんかい!! 葡萄柚
(グレープフルーツ)椰子粕は肥料です
果物屋?肥料屋?
嘉義市内緑地帯までよく手入れされた道路。沖縄では草ぼうぼうです
広い道路ですね。 ここは広場でイベントが行われるそうです。 給水タンク。奇妙なデザインのビルに大変な違和感を感じます。 檜博物館
(ひのきはくぶつかん)
 いつの間にか今日一日の移動にこのタクシーを使うことになっていた。
 おかげで移動が楽になりました。14000円位だったと思います。
 日本人にすると安いですが本当のことは不明。
 でも、ドライバーさんにとっても楽でいい仕事になったのでしょう。
 私にとっても楽しい時間を過ごすことになりました。

 台湾では何人もの人に私の旅を助けてもらった。  

 嘉義市 北門駅 車庫 阿里山森林鉄道北門駅車庫
       鉄道オタクならば泣いて喜ぶ カモシレナイ ところです。 01 02 03 04 05
阿里山森林鉄
車庫
ここは動体展示されている博物館でもあります 台湾には世界中の 列車が輸入されている 現役の南アフリカ製 あるんですよ
彰化縣にはもっと大きな蒸気機関車などの車庫があり動体保存してます 私はにわか鉄道ファンになった気分で写真を撮りますが やはり基礎知識がないために
すぐ飽きてしまいます。
檜博物館と機関車庫は時間潰しだったようです。これから食事に行きます。 日本料理店福井味と料理は台中の「菊川」よりは上等。地元人御用達。日本人は珍客。
運転手と通訳は中華を食べに行き、私一人でメニュー難解。手持ちぶさた。従業員も客も注目。 困惑でした。和食なのにニンニクの効いた中華の前菜をサービス。ムリ。食事代4〜5000円でした 北回帰線広場太陽が天頂を通る最北。夏至の日には、自分の影が消えます。 旅程の時間配分不明で、この宇宙船を模した古いデザインの展示館に入れなかった 赤いラインが北回帰線ですが低すぎで交通障害を起こさないかなぁ
ってそんなわけない
 台南市
      台湾で最も早く漢人が開拓を始めたところで、オランダもここを占拠して港湾や砦や城郭を築きました。
     その意味で古都と呼ばれています。
      しかし、京都をイメージして来てはいけません。古い街ですが古い文化や歴史は僅かです。街並みも台湾の他の街と同じです。
      ですから都=みやこという印象はありませんでした。 が、どこの街より清潔で、街並み景観もよかった。
建築物の景観が美しく、違和感が少ない街です。やはり古都条例あるかな 道路までよく清掃されています。除草が徹底されていることに感心 この景観はこの街独特。何故か私には南国的に見えます。 安平港国家歴史的風景区オランダ時代の建造物が残っている地域 でみせ夜市?昼市?凄い人出で賑わっていました。 ただ、商品は大変素朴な物が多くて驚き。
地元名産?タイ産かも?のドライフルーツ 大変多種類の綺麗な乾燥果実 ドライフルーツ大好きの私ですが 突然の出現にあわて、買わずに終始 それと名前が理解できなかったのもある 商品より陳列棚の高価さが驚きです。
一個3百円の玩具大人も楽しめますね。 なんだか昔懐かしい 愛玉子 と愛玉水愛玉子の種を乾燥し水で揉むとエキスが溶け出しやがてゼリー状に固まる。糖蜜やレモン汁などを加えてゼリー入り飲料となる。 固形物は蒟蒻ゼリーの様な食感レモン味もよかった
おやつ 何に使うのか美しい 柚子参柑橘の中に詰め物をして 味と香りを楽しむお菓子、おいしそう ただ歩き回るだけでした。 試食すればよかった
雑貨屋さん? 凄い商品の種類 お菓子屋さんですね 沖縄でもそうですが 大変古典的な菓子が 昔風に売られている
見る物全て面白そう。食べてみたいし 触っても見たい。店の人に聞いてもみたい しかし、ごった返す人混みでは不可能 ただ、見るだけで終わりました。 果実の煮物。南方では果物を煮て保存 雪花氷マンゴーマンゴーのシロップ煮とかき氷。これを食べに台湾まで来ました。

 億載金城 おくさいきんじょう  Yizaijincheng       
←大航海時代のカヌーが偶然写っています。漂海民モーケンの船と酷似。
しかし、ヤミ族の船のように、船の先頭と船尾がもっと高くなければ外洋航海困難。が大方はこのような物でしょう。
 1871年 牡丹社事件
台湾南部で遭難し漂着した琉球人が首狩りに遭って殺害され、
 責任回避した清朝に対する日本軍の攻撃に備え1874年に建設された砲台。
正式名「二鯤シン砲台」(にこんしんほうだい)

 難破船の積み荷を巡る所有権と略奪の問題。
  乗組員全員死亡の時は積み荷は発見者の物。
その他は所有者の物。

  このため、生存者を殺害することもあったそうです。
 世界や日本でもしばしば起こったことです。

 安平古堡あんぴんこほanpingpubao 
清潔な街台南狭っ苦しい路地や横町は、ゴミゴミして下水の腐臭がするものです。 しかし、台南市の路地は清潔で匂いもなくゴミもない素晴らしい共同体意識の街でした。 九分と比べればこの街の人々の心は日本の京都と同じ。生活に誇りを持った人々だと思う 清潔な街に感心しています 安平アンピンは地名
古堡(こほ)は古い砦
1623年オランダの台湾支配の基礎となった
望楼の様な尖塔は日本が統治時代に作った。歴史地区の景観を壊し無意味と批判多いもの 日本の貿易史

 この砦が建設された時代は、関ヶ原直後の不安定で、まだ自由な時代。

 この頃は多くの日本人が海外に渡航していました。
 驚くことに、マダガスカル島にいた日本人女性の記録があります。
南蛮貿易
 日本の南蛮貿易は西欧との貿易ではなく、東アジアや東南アジアの商品を西洋人が日本に持ち込んで行われました。
教科書のウソ
 例えば種子島伝来の鉄砲はヨーロッパ型の破壊力の大きい物ではなく、インドネシア製でした。
 しかも、漂着したポルトガル船と教えられますが、本当は中国船で、乗組員のポルトガル人が、長崎平戸で貿易を拒否され、他の港でで貿易を始めようやってきたのです。
 
 学校教育のでたらめを直さないとね。

 赤嵌せきかんろうChikanlou
世界の治安は悪いどんな山奥でも、どんな小さな家でも、窓や入り口が小さく必ず鉄格子が。 これでは、熱帯では暑くて暮らしにくい。日本の家はもっとあけっぴろげであけっぱなしだ。 これは、貧富の差が激しく窃盗が多いからです。しかも、犯人は隣人だと言うことです。 私の実家は七百年ほど続いています。が日本では珍しくもないでしょう。二千年続く家も在る しかし、有史以来四百年の台湾で、しかも激動の時代に翻弄された歴史遺産は貴重なのでしょう
中国寺院しか見ていない私には、中洋折衷の建築は異国情緒たっぷりです。 おそらく何度も支配者が変わる度に少しずつ形を変え中国的になったでしょう ここは、役所跡だそうです。中華風建物は全てお寺に見える 唐草模様の屋根飾り銅鐸にも描かれた古代の屋根飾り。名称と役割を教えて下さい。日本ではしび 私の間違い。この測量地形図は当時の物ではなくずっと後の作。掲示意図は地名数の増加でしょう。
岡山って台南の東にある地名です。  これで台南市見学は終わり。運転手は預けた子供が気になり始めた。

 では、高雄へ。 
  高雄
     台湾第二の港湾都市。工業都市。
    ドライバー氏はラッシュにかからないようにと焦ってきた。
台湾では長距離通勤でなくバイク通勤の範囲で生活しているようです。 それでも大工業都市ですから高速道路も混雑してきました。 横断陸橋よく整った道路網と気候にあった横断歩道 嘉義市でも交差点の直進を地下道で立体交差していました。
今日の宿は
高雄国賓大飯店です。以前世界一のどぶ川と呼ばれた愛河すぐ側です。
 ナビで走ってきた運転手がホテルの玄関に到着してぎょっとしていた。  こんなホテルに泊まるけどお金持ちではありません。と通訳を頼むと
 あなたはお金持ちですと通訳を断られました。