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ちょこっとビデオ
阿妹茶楼


台湾 台北周辺ロケ地を巡る旅@      2011.07.25〜26

    九分と金瓜石 (きゅうふん と きんかせき) 

                 アニメ「千と千尋の神隠し」や
               映画「非情城市」のロケ地や取材地として
               有名になった九分(きゅうふん)に行きました。       
台北駅から九分へ
台北→九分九分に近い駅は東部幹線ノ瑞芳ですが便数僅か。基隆行きが便利 八堵(Badu)ゆきの切符自動券売機の高さが
ハンパじゃない。
この人身長170cm
基隆方面のりば
台湾鐵道(台鐵)の車両はちょっとレトロ
ホーム(月台)の幅が狭い。昇降客が多いと危険かな。しかし ラッシュ時間にもかかわらず駅構内もホームも 車内も随分空いている。
台湾はバイク社会。
あまり電車は利用しないようだ。
台北→八堵(Badu)九分に近いのは八堵駅です。ここからタクシーで千円ほどです。 この時恐怖が途中警察の検問が。運転手も通訳も私も恐怖に。台湾は戦時下→ 今夜の民宿ですにある国だと再確認。台中駅では憲兵隊にも遭遇した。怖っ! 基隆漁港の夜景よく紹介される風景で憧れていました 九分の夜景斜面にへばりつく街の灯りはとても美しかった
民宿内部九分には民宿が沢山あり、ここは通訳さんが探した。6000円位 この建物は民宿用に建てたのではなく元あったものを民宿に転用したものですね この部屋は私用ですが、隣では二人で泊まっていました。 宿の主人夫婦も日本語が堪能で日本に留学していたそうです バスタブがないのが南国流です  この夜は夕食も食べてないのに、朝までぐっすりと眠りました。
 警察の検問にビビり、旅五日目の疲労と心労で夜九時頃に寝ました。
九分と金瓜石
九分の早朝
朝6時に街を散歩。
平日です。早くから路線バスが運行。
昨夜の基隆漁港体感気温27℃海が近く山の上だから過ごしやすい。 九分老街隣のセブンイレブンが老街入り口の目印です 看板を見ると日本人観光客がいかに多いかよくわかりますね 早朝の九分人通りの多い日中か
提灯の映える夜かが
紹介されますが
誰もいない早朝
やたら人慣れして大人しい犬と猫が多い街です
古い通りは狭い。向かいの住人の息づかいまで伝わってきそう 頼阿有名なスイーツ屋さん
一軒だけ早朝から仕込みをしていた
九分茶坊ここは有名九分茶坊
日本のテレビ取材やロケが頻繁
九分茶坊 眺望ここは海が大変美しい
それを売りにした店が多い
このお店も高くからの俯瞰が自慢の喫茶店
しかし
その秘密は断崖に立つ地上三階だったのです 大変切り立った断崖に極端な建築方法で商店街や人家を建設 味がありますね
この風情
古色がよく出ています
崎路
超有名観光スポットここが最も有名な観光スポット
阿妹
(阿妹酒館)カフェ&茶芸館です
「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとして有名です
本来この店は鉱山用の機械道具を製造販売していたそうです 九分の歴史九分と隣町の
金瓜石(kinkaseki)は
元は金鉱山で、その作業員の歓楽街として発達した街 従って、飲食店から
遊郭まで。あらゆる商家が並んでいた
日本人観光客は台北とその周辺だけを駆け足で周遊する 従ってここには大量の日本人が訪れ、街の至る所に
日本語で書かれた看板案内板などが多数存在します また、多くの店で
日本語会話が可能
日本語メニューが存在
上手な九分旅行九分は午後遅い時間からやってきて 街中を散策し、お店でつまみ食いし、茶芸館に入って楽しみ 夜の帳が降りると
提灯の灯りが綺麗な街を散策し
急峻な山の斜面に張り付いた家々の夜景を眺めて帰りたい
金瓜石と九分地域の
金鉱脈は1970代に尽きています
金鉱山のあるところは岩盤が強固で、このような急斜面でも 土砂崩れなどの災害の心配がなく安心です :原住民の店ケタガラン族の王安尼さんの店。安尼は雲南省の少数民族です。間違えました。 台湾原住民は5万年前からr住んでいる。四百年前にやってきた漢人との協調がやっとでき始めたようです どこの国でも先住民との対立と差別は大変なものがあります。
九分の地形がよくわかると思いますほぼ垂直の断崖です この展望台の下は断崖 断崖の上からの眺望は素晴らしい 民宿 馬克村荘入り口の扉は2.5mあります。内部の作りから以前の商売からの転職ですね 日本語で予約可 欄花茶場面飛びました
通訳さんの御友人が仕事を休んで道案内に来て下さいました。
それだけで多謝のところお土産に欄の花弁のお茶を頂きました。
凄い 花茶だ
花茶は中国古来の高級茶。珠蘭花茶、桂花茶、菊花茶、ジャスミン茶など 九分老街入り口ここはヘアピンカーブの山道で見通しが悪く おまけに交通量があり渋滞の激しい所です
バス停はすぐそこ
派手な外装のバスですね 九分から少し登ると、隣町、山一つ超えるのですが
そこが金瓜石。日本では九分だけがクローズアップされていますが なぜ九分が急斜面に街が形成されたかがわかります 従って、九分観光は金瓜石観光と併せて行うのがよいと思う 金瓜石近年整備された元金鉱山は、九分とは全く違う雰囲気で 金瓜石とても美しい町並みと歴史を感じさせます。 四連棟(四軒長屋)鉱山開発は日本企業が行いました
従って、日本人が住んだ日本式家屋が綺麗に整備されて保存されています 九分でも多くの日本人商店がありましたが1945年に日本人が引き上げ、その後 四軒長屋見取り図台湾人が引き継いだ経緯があります。
台湾映画→
三毛菊次郎宅
工場長宅
海角七号/君想う国境の
金瓜石は地名
本山金鑛石は何本もあった採掘坑道のなかの現存する名前
日式建築を復元したのは
なんと警察官派出所
これ、日本語がそのまま使われています
日本統治以前の台湾は未開発の地域でした 台湾総督府は治水事業や電源開発による産業の育成に努めた。 これにより台湾に農業と近代産業の基礎が確立した。
1945年以降の独立後も着実な発展を遂げることとなった。
日本的な格子戸 この金鉱山もその経済活動の一環 金製アクセサリ展示室 案内板沢山の観光施設が整備されています
金鉱山跡金瓜石金鉱山は鉱石の採鉱から 選鉱・冶金・精錬までの全てがここで行われていました 金瓜石十三層遺跡と呼ばれる施設がそれです 残念ながら私はこれを旧鉱山住宅跡地だろうとおもい 写真も撮らずしっかり観察もしませんでした。残念 金の抽出には熱融解、電気分解、化学的溶解などがあるが
巨大なエアーコンプレッサー その後に大量の廃棄物(鉱滓)が出るが、見当たらない。 ただ当時の写真から相当な鉱毒が出ていたことがわかる 坑道入り口本山玉坑という名の坑道 見学できます
金瓜石から山を下り、北に向かう。周囲の山肌と樹木にも注目 撮影モデルとガイドとドライバーまで行って頂いています 基隆の海が見えてきました 黄金滝この滝は河川から崩落する滝ではなく、山肌の地層の間から大量の水が流れ出しています 地下水には様々な金属が含まれその酸化還元反応と、金属バクテリアの作用でこのような色になりました
 九分・金瓜石の地質は岩盤が直接露出の堅固な地盤で、土砂崩れの心配はありません。  金鉱石の熱融解には石炭が必要だが、なんと恵まれたことに、
 このすぐ近くに大きな炭坑があるのです。
 鉱山の立地条件としては最高ですね。  その炭坑は平渓線沿線にあり、観光地としても、ロケ地としても有名なところです。
 次回そこへ行きます。