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与論港と兼母海岸(与論島)                           文と写真  まさと

    与論島はどこを走っていても、常に牛のにおいのする農業の島です。
   この島が脚光を浴びたのは沖縄県が本土復帰を果たすまでのことでした。
   しかしその後、一軒のリゾートホテルができたことから、そのネームバリューとリゾート観光で
   現在も知名度の高い島となっています。
     従って、沖縄発の航空便が群を抜いて多い一大観光地です。

    しかし、、、
   島の発展を願うために大型船舶の入港できる港湾が欲しい。
   観光客を呼ぶ美しい景観もほしい。漁港も欲しい。
    島に産業を育成し、土木工事を進めることと、観光客を呼び込むこととの両立は難しいことです。
全島が農業の島です 巨大な港湾を建設中 本土との定期フェリーが 入港できる港湾施設を。
しかし、そのために この美しい兼母海岸の 白砂が流出し、年々 海岸が痩せています。
激しい砂の流出に悩む
百合ケ浜と同様に
この美しい景観が いつまで見られるのか。 海に臨むリゾートホテル
十年後にはどんな状態に なっているんでしょう。 リーフに打ち寄せる荒波 これが海岸を直撃すれば
この島はひとたまりもなく 浸食されてしまうでしょう  私がこの島を訪れた時、町議会選挙の最中でした。
各々が、産業の育成と環境保護を訴えていました。

 部外者の私も、
この既に矛盾したテーマが本当に解決され、
いつまでも美しいリゾートの島であって欲しいと願っています。

 そして、もしもう一度訪れることがあれば、そのときには是非このリゾートホテルに泊まってみたいと思います。