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百合ケ浜(与論島)                                       写真と文 まさと

  与論島で、最も有名かつ美しく、最大の観光ポイントは百合が浜です。
 その中で全ての欲求が満たされ、外に出る必要のないリゾートホテルの宿泊客もここには訪れます。
  しかし、そこには最大の問題点があったのです。
大金久海岸よく発達した珊瑚礁に守られた、長い海岸線と 真っ白な、珊瑚や貝が砕けた 美しい砂浜が延々と続きます。 地元観光組合が大規模開発から
守ってきたのでしょう。 白いパラソルが美しい。 百合ケ浜遠望この沖合に見えるのが 百合ケ浜です。って?
只の浅瀬じゃん 百合が浜までの遊覧ボートもありますし、 マリンジェットの送迎もあります。 海岸はいたって質素。
構造物はこの浜茶屋だけ 海岸を造っている砂?  大金久海岸沖に引き潮の時だけ現れていた神秘的な白砂の干潟、百合が浜は、今ではもう特別に干満の差が激しい大潮の時にしか出現しなくなりました。
 そして、大金久海岸の海岸線は大変な勢いで後退を始め、防風林の琉球松もどんどんと枯死しています。
 この原因はこの海岸線の南端に小さな漁港を作ったことにあります。リーフの一部が切られ、そこから大量の砂が流出しているのです。